@Plesio_

@Plesio_ が思ったことを書く

人として軸がぶれそうな相続放棄,他人の人生の後始末について(3)

全然関係ないけど、最近、ハマっているラジオ番組が3つほどあって、内山昂輝の1クール! と スパロボOGラジオ「うますぎWAVE」 と じゅじゅとーく っていうんだけど、なんかついつい毎週聞いちゃうんだ。

あと、もっと全然関係ないけど、用途的に合わなくなってきた Macbook Pro Mid 2014(256GB/16GB) を売ろうと思って買取とか引取の中古価格調べたらだいたい3万円とかで査定出てきて「うわっ微妙だなぁ」って思ったんだけど、誰か4万くらいで要らない?まぁ要らないか。

相続放棄完了までの時系列3

前置きその2 後腐れない終わり方について


いきなりですが戸籍謄本占いのコーナー!

★「親の戸籍謄本取り寄せました!」な、あなた!
素晴らしい。最高。生きてるだけで人間国宝級。明日から金の雨が降るでしょう。

★「ゆうて自分、まだまだ先の話っしょw」ってことでまだやってない、そこのあなた!
文句垂れるのは、行動してからにしろ。さっさと行ってこいよ。明日は鳥のフンが頭に落ちてきますよ。

★「ゆうて自分の親、離婚/再婚 歴とかないんで――」って謎マウント取ってきた、そこのあなた!
親族まとめて震災/病気で全滅するとかありうるからね。そんときどうすんの?答えてみろよって感じ。まぁ、明日は盛大に熱を出すでしょう。

――

さて、先の通り1ヶ月以上前からさんざん言ってるから、
何らかのアクションくらいは起こしてる人が多いと信じてるけど、
なにはともあれ、「綺麗で感動的なフィナーレ」で追われる奴なんてほんの一握りなんだから、せめて「後腐れなく」終わらせるための準備って必要だな、って思うよ。いわゆる終活。
私は今回つらい思いを同世代のほとんどと比べて「かなりめんどくさい内容で」先行体験したから、かなり太い芯を持ってこう思ってる。自分のこともだけど、自分に関係する血縁上の人間に対しても。

あと、今回のケースには該当しなかったから良かったが、いろいろ調べていて厄介だなと感じたケースに
「腹違い/種違いのきょうだいが出てきた」パターン

「ハチャメチャな遺言が残されたせいで、遺留分でモメる」パターン
って2つとんでもないのが紹介されてた。
でも、まぁ普通にない話ではない、こういうのって巻き込まれるのは死んだ当人じゃなくて周りなわけだし。いつどのタイミングで巻き込まれるかなんてわかりゃせんのよ。


とま、個人的なお気持ち表明はこのくらいにして

じゃ、現時点での最新情報までの間にどういったことがあったか。
家も契約したからそれも併せて。

2021年 3月 13日 (土

午前(大雨だった)

司法書士さんの事務所へ伺い、お話を聞いた。

ここでは法的なことからスケジュール的なものまで、様々なことを親身になって教えてくれたのだが――
その中で、まさかの「『ある問いについて間違った回答を返した時点で即バッドエンド確定』という重要なやり取りが過去に役場の担当と行われていた」ということを指摘され、もし私が運良く回避できていなかったら、普通に詰んでいたことがわかった。
(これはトラップすぎるだろ)

その会話は、時系列1でのこの受け答え。

担:「年金から老人ホームの入居費を差し引いた残高の貯蓄が6桁台であって、今回の葬儀に関する費用はここから引かせていただきます。よろしいですか?」
私:(まぁ俺のかねじゃないし)「よくわからんですが、法的に面倒が起きなければ、ええんじゃないでしょうか?法的に問題なければ。」

発言の線引的にはかなりグレーなんだけど、結果的に相手が曲解せず、決済とか事が起きていないようだったため、セーフ、ということ。
ちなみに、役所の人には「よくわからないんで勝手にしてください」という解釈で曲解されて、勝手に費用を決済されたりして押し通されるとかなりマズかった、ということらしい。

これは、何かというと「法律上、相続権を完全に放棄するまでは基本的に『一時管理責任』を問われることなり、これは原則放棄不可能。」というとんでもトラップの存在を指している。
つまり、「相続放棄してないのに、何あんた勝手に遺産使ってん?はいアウト〜!」という話。
もし、私が「良いですよ!じゃんじゃん使ってってください!!(私の金じゃねーしw)」なんつった回答して、実際に費用の決済までされてしまった場合、「ぷれしお氏は実父の遺産を相続した」扱いとして相続を放棄できなくなる、ということ。

で、何がセーフなのかというと、過去のこの私の回答であれば、「病院や葬儀の費用をもし勝手に決済した場合は『病院側が勝手にやったスタンス』を取ったことにできる」からセーフ、ということらしい(厳密には少し違うけど)。
(加えると、電話での口頭によるやり取りで書類でのやり取りはなかったため、最悪、言った言わないで問答して逃れることが可能、ということもある。)

いやいや、怖すぎるでしょ。トラップすぎるでしょ。

もし、役場の人(ないし病院の人)のが悪意を持って接してきた場合、こっちはなんも知らないから単純に詰むってことだし、
この回答だって、曲解されて「お前、認めるって言ったじゃねーか」とかで大事になれば、場合によってはひっくり返されることだってありうるわけで。
(そもそも、法律上、一時管理責任は放棄不可能な時点で、他人が遺産に手を付けたら、それはそれで別の問題が起きるんで「また巻き込まれるから勘弁してくれ...」ってなる)

よかった、はぐらかした回答をしていてよかった+担当さんが真面目で良い人で良かった。。

それと、「知っている人は当たり前」だけど、該当者が相続放棄すればその該当者の子は同時に相続権を失う。
なので、親から子に相続権が流れて延々と相続放棄の手続きをしないといけない、ということはない。
弟には子がいるから、司法書士さんからそれを聞けてちょっと安心した。
(ちなみに、弟のお金は俺が払う。弟の2人目の子の出産祝いということにした。ついでに言えば弟とは仲が超絶悪いので、これ1つ貸しにしたくねーな、って気持ちもあった。)

ちなみに、気になるお値段は伏せるが、飯屋の店主の紹介ということで、けっこう安くしてくれた。
(神奈川県の方面で、もし司法書士探してる方いたら、紹介します。)

先述の通り、私と弟の申し述べを連名では行えないため、案件としては2件の依頼となった。

作業依頼内容は以下の通り。

1.実父に関する資料の収集代行
2.申し述べ書類の作成代行(もちろん直筆サインなどは本人が書く)
3.裁判所とのやり取りの代行
4.この一連の放棄が完了したら使用した書類を返却する

契約書を書いて、事務所を出てやっと

「やっともやもやが晴れた...開放された!!」

って気持ちになった。
天気は土砂降り、1日大雨の日だったけど。

2021年 3月 15日 (月

残業中、役場の担当さんから久しぶりに電話がきた。

相続放棄の申述べを行ったタイミングで一度ご連絡いただけないでしょうか。」
とのこと。

おそらく「情報が降りてくるのが後手になってしまうのを避けたい」のだろう。
よいですよ、と返したが内心では『なら代わりにゴミクソの本籍をこっそり教えてほしいぜ』なんて思ったりもしたが、向こうさんはお仕事でやっているのであって、慈善事業ではないのである。
そいつが難しいことは今までの流れでよくわかっていたし、むしろ、こんな時代にちゃんと連絡をくれているだけ逆にありがたい話であるのだ。

まぁ、相続放棄については、もう司法書士さんにお願いしたから、気にする必要はもうないのである。
ときが経てば、解決するのだ。

時が経てば解決するって素晴らしい!

2021 03/27 (土

なんやかんやで、家の契約をした。
知り合いの不動産の方の交渉の手腕のおかげで、手付金が100万程度で済んだ。コロナの影響でいつもより遊ばなくなったとは言えばいっぱい貯金できてるわけでもなかったため、結構辛いな...と思った。
売り主さんは、人柄の良さそうな方だったので、ちょっと安心した。

住宅ローンは結局、担当不動産経由で申し込んだメガバンクの住宅ローンで進めることになった。
メガバンクであっても、金利は他のネットバンクが出しているそれとあまり大差ないパーセンテージを提示されるそうだったので、特に過不足ないなと感じた。

ちなみに、担当してくれた不動産の人は、私の知り合いなので、神奈川県方面で家を探してる人いたら、私に連絡してくれたらこちらも紹介する。
手数料とかもろもろおまけしてくれると思うよ。(まぁもっとも、こっちも例の飯屋の店主繋がりで知り合ったんだけどね)

あとは住宅ローンを通すだけ。がんばりようはないけど、書類の準備とか徹底して忘れがないようにしたい。

ちなみに、この時点では司法書士さんからはまだ連絡来てない。

2021年 4月 6日 (火

「申し述べをするための書類の収集がすべて揃って、あとは一筆書いていただくだけです」と司法書士さんから連絡がきた。
できればすぐにでも会って終わらせたかったが、
この週は開発しているソフトウェアのリリースが近くて、ちょっと珍しく激務だったので、翌週に会う約束を取り付けることに。
(ちなみにこの激務は3月中旬〜4月末まで続いた。なので来週に回す意味はほとんどなかった)

2021年 4月 15日 (木

朝の仕事前

駅で待ち合わせして、司法書士さんに会った。コーヒーを1杯おごってもらった。

前述の通り必要な書類は揃っており、あとは裁判所に申述べを行うにあたって書類に記入と押印を行う。

司法書士さんが用意した資料は以下の通り――

  • 申述べに関する書類
  • 書類の返送先を司法書士の事務所にしてもらうための陳述書
  • 申述べに関する資料について事が済んだら返送してもらうための陳述書

下2つは、裁判所とのやり取りをスムーズにするために一筆書くもののようだった。
ただし、陳述書というのはあくまで「裁判官などに自身の考えや気持ちなどを伝える書面」だそうで
裁判所によっては下2つのような陳述を認めないケースもあるらしく、それは担当する方にどれだけの余裕があるかで決まるようである。

ちなみに、実父の本籍がどうなっていたかというと、結果的に、本籍は思っていたよりウロチョロしてなかったので、
個人で頑張って揃えようとしても多分間に合った可能性もあるけど、それをしていたらこの1ヶ月はずっとストレスレベルMAXだったと思う。
ただ、住民票は意外にウロチョロしてて、それはそれで笑った。人生って感じ

この後、司法書士さんから弟へ書類を送って、弟がそれに一筆書いて司法書士さんのところへ返送されたら、司法書士さんが2人分の書類を抱えてやっと裁判所に申述べをする、という流れになった。

そう、まだ申し述べはしていないから、気分は晴れているけど、気は完全には抜けん。
まだもう少しかかる。

2021年 4月 16日 〜 5月 12日

マリーのアトリエRTAばりに時間を経過させる。
この間なにをしていたかというと。

  • 4/17 ローンの契約に関して、銀行とやり取り。
  • 4/18 友達とシン・エヴァ見に行く
  • 4/22 家の本契約. この日を持って一軒家を所有したことになる
  • 4/22 リフォーム業者に依頼をかける
  • 4/24 引越し業者に見積をかける
  • 5/02 大学時代の友人の結婚式. バンド演奏やDTMが趣味の僕にとって、大学時代に高めあったライバルのような友人の結婚式だった。良き日だった

とか、いろいろやっていたので、これらの時間を相続放棄に持ってかれた並行世界のわたしは多分発狂してると思う。

2021年 5月 13日 (水

完全に忘れた頃に司法書士さんから連絡あり

「お二人分の書類を裁判所に持ち込みました」
「ここまでが3ヶ月以内なのでとりあえずご安心を」

正直、司法書士さんもいくつかの案件も抱えながら並行してやっていたとは思うが、まぁとりあえず、概ね予定通りに進んで、こちらとしてもやっと肩の荷が下りた。
念の為、弟に連絡して紙来たらすぐ返送してね、と伝えつつ、またしばらく時間がたつをまつ。

そして、引っ越しは月末。こういう系の書類って、実は転送不可とかありそうでかなり不安だがどうなることやら。

2021年 5月 14日 〜 5月 21日

引き続き、マリーのアトリエばりに時間を飛ばすも、22日でイベント発生。

  • 5/15 さくらゆっけオルタ今後どうするリモート飲み. 対バンないと、いろいろ示しがつかないから、対バンの連絡お待ちしとります....
  • 5/16 今住んでいる家の退去の手続き
  • 5/21 母の誕生日. 超ファラオとかいう焼酎を送った。美味いかは知らない

2021年 5月 22日 (土

司法書士の事務所からレターパックが届いた。
裁判所に返送する書類一式だった。裁判所は気を利かせて司法書士へ返送してくれたようだ、良かった。
記入手順書も同封されていたので、それに沿って記入、返送用封筒に入れてポストに投函。

RTAタイマー・ストップ.

あとは、司法書士経由で結果通知が来るので、来たらエンディング.

基本的に書類に問題がない限り、NG食らうことはないらしいので、これで、私がやらねばならないタスクの全工程が完了したと思われる。
一応、依頼料の支払いが残っているのでそれだけ忘れないようにする。

とにかく、専門家にやってもらうってことにお金を払う価値のある3ヶ月間だったと思う。
人間、どれほど優秀でも抱えられるタスクには限界があるし、年を取れば取るほど手からこぼれ落ちていくことが多い。
こんな、1つ間違えたらキングボンビーが飛んでくるデスゲームこそ、専門家に代行してもらうことで、払った金額以上の安心感が出るというものだな、と感じた。

余談

だがね、本当ならね。

一番ハッピーエンドであるべきだったのは、あのゴミクソ親父が生前贈与で俺に金を残してその後くたばってくれたら良かったのに、という明確な敵意を持った怒りだけはまだ残っている。
死ぬ時まで明確な誰かに迷惑をかけないと終われない人生っつー最低。そのレールだけは人生の教訓として明確に敷かれたことになる。
同じ轍を踏む抜かないように、俺は生きていかなくてはならない。
親子揃ってクソヤロウとして終わるのだけは、まじでごめんだぞ。

そういえば、冒頭にブラック上司の話したんだけど、あの黒上司、酒が入ったり車の運転中だったりしているときに限って
「俺になんかあったら息子のこと頼むわ」とか言い出してたんだよな。
今回、尻拭いさせられて、今になって超思ったこと書くわ

「クソ上司め、てめぇみたいなのが居るから、人はいつまでも愚かなんだよ。くたばりやがれ、子に詫びろ」

これ以上、興味ない他人の人生の後始末なんてしたくないなー。

2021年 5月 25日 (土

役場の担当さんから電話きた

「それで、相続放棄の進捗はいかがでしょうか..?」

はい、完全に忘れてました。まじでごめんなさい。
ということで、後少しで放棄が完了する旨を伝えたところ

「実は、2親等にあたるお父様のご姉弟へ相続権が移る際に、1親等の血縁者が全員相続放棄済かを裁判所に問い合わせる必要がありまして。先方はぷれしお様ご兄弟のお名前を存じ上げていない模様で、恐れ入りますが、先方にぷれしお様ご兄弟のフルネームをお教えして差し支えないでしょうか?」

??????(野原ひろし昼メシの流儀のコラ画像とともに)

いやいやいやいや、お前ら20年前に俺ら兄弟と会った事あるだろ!!!
はがきのやり取りも当時は少しはあったろうよ。何、大事な甥っ子の名前忘れてんの、馬鹿なの?血も涙もないの!!??
(と、思ったけど、俺は俺で、ついこの前まで、実父の名前すら忘れていたし、向こうの家の人間の名前も1つも覚えていなかったけどね。でもこちとら、当時は子供だったし仕方ないけど、お前らは当時から大人だったわけだから、おまえら全員ギルティすぎる。大人としての役目を果たせゴミどもめが。)


はい、一応教えました。
そうじゃないと、相続権が永遠に宙づりになって、役場の方々に多大なるご迷惑をおかけすることになることがわかったので。
(これ、完全に仕様バグだと思う。)

あの人達、クソ実父の本籍どうやって調べるんだろう?まぁいいか、こればかりは聞かれても答えたくないな。

2021年 5月 26日 (水

ということで今日に至る

最後に、この件は孤独に解決したわけじゃなくて、隣で妻もいろいろ手伝ってくれたおかげで、
なんとか終わらせる方向にまで持ってこれたってことだけは追記しておこう。

というか、妻が居なかったらそもそもブラック企業時代に首吊って自殺していたと思うし。
今回のストレス負荷は、隣で支えてくれたおかげでなんとか乗り切れたと言っても過言ではない。それだけは明記しておきたかった。

で、今は引っ越し準備の傍らで、仕事をしながら、相続放棄の結果まちのフェーズ。

何度も書くけど「これ以上、興味ない他人の人生の後始末なんてしたくないなー。」