友人のお時間をもらい、妻の許可をもらい、スタジオに6枚のハイハットシンバルを持ち込んで、いろいろ組み合わせを試してみた。
その記憶を頼りに、どういった印象だったかを書き出していく。
なお、録音はありません。そこまでガチガチにやるつもりもなかったので、参考まで。
登場金属
全部 13インチです。
Zildjian A/Z compatible
おそらく K/Z がやりたかったのだろうが、A/Z のコンパチセットとして安く転がっていたので拾った。
Zildjian A CUSTOM HIHAT 13" TOP
CUSTOM なんて名前が付いてるからいい音なのだと期待したが、外れ個体だった。
A/Zなんて売り方にしてでも投げ捨てたかったのだろう、よくわかる。騙された。
前に1度、スタジオに嬉々として鳴らしにいったら、このトップ、劣悪中華シンバルメーカーか何かのような不快な金属音が鳴ってびっくりした。
ぶっちゃけ、このトップハイハットには、全く期待しておらず、組み合わせてなんとかなるものでもないと思っている。近々放流なりする予定。
Zildjian Z DYNO BEAT HIHAT
昔はZシリーズとして出ていたDyno Beat。今は Aジルとして販売されてるっぽい。
13" の K/Z セットのボトム役として大分有名だったのだろう、私が音楽に触れるまえの時代の話なので知らない。
こんな感じで未だに売られているくらいには、有名な組み合わせなのはよくわかる。
ちなみに、私目線ではこっちは当たり個体だと感じた。
Sabian HHX EVOLUTION HATs set 13"
中古で手に入れてきた。
新品はブリリアントな見た目だが、これはそれなりに使われていて見た目もシックになってて、それが気に入った。
サウンド面で言えば、さすがHHXって感じの使いやすさ。
フュージョンでしか使えないわけでもなく、商品説明通り多岐にわたって使えると思う。
Istanbul Xist DRY DARK Hats set 13"
13" か 17" しか存在しないキワモノハイハット。
写真を見ての通り、普通のシンバルに求めている金属音からほど遠いトラッシーな音が出そうな印象しかない。
見た目が見た目なので、どこまでが傷モノ扱いかなんともいえないが、新品だけど状態が良いは決して思えないような...。
というのも、ネットで新品が定価の半額で転がっていたのをネタのつもりで購入したので、Amazonの雑な梱包と雑な配達によって多分傷ついてるところあるはず。
Amazonでシンバル買うのはギャンブルやで!!
その他 旅のお供
- A&F Drum Co "Rude Boy" Snare Drum 12"x3" (Aluminium Shell)
去年衝動買いした12インチスネア。両面をASPRの上位グレードモデルに変えてしばらく眠ってもらってた。
https://twitter.com/Plesio_/status/1502970065209073665
https://twitter.com/Plesio_/status/1571335752621109249
- Turkish Ride 20" シェフザーデ TU-SH20R
これも衝動買いしたものの、超じゃじゃ馬。
カップの鳴りだけは非常に良いのだが、Pingの粒がうまく定まらずクラッシュ気味に揺れすぎるきらいがあり。
ミュートジェルを複数貼り付けてシンバル自身の鳴りを抑えめにしつつ、シズルチェーンを付けてバランスを取ることでようやく使える音になった感じ。
- PAISTE Signature Heavy China 20" Mod
「これぞパイステのチャイナ」って音がする。
ひび割れ?を修繕するための円抜き加工がされていて、かなり捨て値で放流されていたのを拾った。
ぶっちゃけ、チャイナに関してはいずれ割れるにしても、ホールがあったらあったで「ホーリーチャイナじゃん!」ってなるだけだから、デメリットにならない気がする。
逆にヘビーチャイナということもあって、サウンドが重いのをこの1つのホールでバランス取れてるんじゃないかな?って気がしないでもない。
組み合わせ
Xist Dry Dark Top / Xist Dry Dark Bottom
これはこれで使える。音が全体的に軽いので、ロックバンドじゃなかったら、これで全然良い。
一方で邦ロックやるのにこれ持ってきたら、「なんだその音www」って笑われる。
Xist Dry Dark Top / DYNO BEAT
意外に悪くない、けどちょっとトップが音負けしてる感じがある。
Xist Dry Dark Top / EVOLUTION Bottom
こっちは、DYNO BEAT より 更にトップが音負けしてて、かなりバランスが悪い。
EVOLUTION Bottom 自体が結構ハイ成分が出るので、ちょっとよろしくない感じがする。
★Xist Dry Dark Bottom(をTopに) / DYNO BEAT
これが、今日の当たり組み合わせの1つ。
トップが音負けしてるなら、ボトムの方を持ってきて試してみたら、これが超良い感じ。
Dry Darkさん、Bottomは厚みがある分思ったよりトラッシーすぎず、音量感もバランスが取れる。
バンドによっては、この組み合わせで持って行ける。
★EVOLUTION Top / DYNO BEAT
これも、当たり組み合わせだった。
手持ちの DYNO BEAT が EVOLUTION Bottom より落ち着いた音色からか、
EVOLUTION セットで鳴らすよりも、バランス感が非常に良い。これはオールジャンルいける。
DYNO BEAT 、スペックだけで見たら「大丈夫か、性格俳優な存在じゃないのか?」って印象があったが、そんなことはない。
そして非常に縁の下の力持ちな良個体、これを入手できて非常にうれしい。
A CUSTOM Top / Xist Dry Dark Bottom
トラッシー過ぎさせないために、 A CUSTOM を頭に据えたらどうなるか。
この組み合わせを以てしても、A CUSTOM の不快音は軽減されず。
A CUSTOM Top / EVOLUTION Bottom
史上最悪の組み合わせ。
両方ともハイ成分が出過ぎて、耳が壊れる。
ヘッドフォンモニターとか耳栓とかしないと叩いてる側がやられる。
結果
以下の2つを今後はうまく使い分けていきたいと感じた(バンドを組めたら)
- Xist Dry Dark Bottom(をTopに) / DYNO BEAT
- EVOLUTION Top / DYNO BEAT
これら3枚なら、持ち運びもギリいけそうな予感。(シンバル6枚とスネアとキックをリュックに入れるのは修行だった...)
Xist Dry Dark Top は、スタックシンバルとしての活用方法があるので、そっちで頑張ってもらおうと思う。
ちょうど手元に 12" と 10” のがあるんで、こいつらとうまく組み合わせていけば。
良い組み合わせを見つけたので、そのうちハイハットの音色を録音して、ユーチューブなりに投下して、知見を共有したい。