@Plesio_

@Plesio_ が思ったことを書く

人として軸がぶれそうな相続放棄,他人の人生の後始末について(2)

「なくなった○○の妹です。真実をお話します。」

「(スゥ…)○○です」
系は、基本的に死人に口なしだし、基本が無敵の人スタンスだから、ホント強いよな。
(なまじ当人は本気で取り組んでるから、かなりきついものがあるけど)

引き続き、時系列で怨みを綴っていくわけだが、
お金にまつわるの話ついでに、同時進行していた家を買う話も時系列に載せるね。
まぁ、これらは私にとっての日記のようなものなのでね。ご容赦



相続放棄完了までの時系列2

2021年 3月 2日 (火

仕事中

昨日、唐突に「借金を背負う未来を変えるRPG」がスタートしたため、「やっべクリアしないと」という気持ちが走り、仕事が手に付かない。
そもそも「相続放棄ってなにしたらええねん」って感じで、そこから調べたりしないといけないからだいぶしんどいな、という感情ばかりどんどん先行する。
なので、手に付かない仕事の傍ら、昨夜に整理した状況を再確認していく。

★このRPGのラスボス

  • 指定の裁判所に相続放棄の申し述べをする
  • 兄弟連名で放棄の申し述べは認められていない(それぞれ書類を送る必要がある)

★真っ先になんとかしないといけないこと

  • 実父の本籍が不明というこの状況
  • そもそも『本籍不明』では申述書が作れない!

ということで、最終的には、茨城県某所を管轄している裁判所に対して相続放棄の申し述べを行う必要があり、
逆にいえばこれさえ倒せば、相続に関する全ての権利を放棄することが可能となる。

詳細は裁判所など、お堅いHPで調べるとよいが、1親等の私と弟がそれぞれ放棄することで、
相続権は2親等の人物(おじやおばなど)に引き継がれる。
実父は4人姉弟だが、おじやおばとも離縁以後、一度も会ったことがない。多分当時から忌み子的な感じで嫌われていたんだと思う。(今思い出せるのは、当時、ばぁさまの我々兄弟と母に向けた冷たい態度くらい。)
あの離婚のときだって、私の大学進学のときのお金のことだって、何一つ他人ごとだったのだけは覚えている。

まぁ20年も、こうガン無視決められていると、
「そうか、、、あの一族はみんな血も涙もない人間たちの集まりだったんだ、、、あの血が僕にも流れていることにゾッとするなぁ」
なんて思う夜だってあったくらいには完全に冷め切ったどころか恨みだってあるくらいの親族関係のため、一切頼れない。連絡先だって知らない。

同日 夜

昨夜から引き続き、役場や裁判所のホームページの情報を読み解いたり、弁護士の無料メール相談の返事を見たりするなど、
自分なりに調べた結果、次のことがわかった。

  • 実父の本籍を「実子だから」という理由などで直接開示する手段は存在しない
  • 「離婚した母の本籍から逆順に実父の現本籍まで辿る」以外の手段しか取れない
  • 本籍の取得に関する手続きは役場の窓口か郵送しか選べない
  • 知ってのとおりコロナ禍のためトラブルになりうる窓口凸はほぼ不可能
  • 一方で郵送の場合1回につき約1週間かかってしまう
  • 郵送手続きにかかる経費もけっこう馬鹿にならない
  • 過去の本籍の書類を受領したら次の本籍地の管轄する役場に郵送でまた問い合わせ...を何回か行うストレス的な側面のでかさ

順を追ってやっていくしかないが、何よりも「母親の本籍から辿るしか手段がない」という状況に「は?」ってなった。
そうね、初手で先制つのドリルを決められた時くらい「は??」ってなったわけ。

だって、万が一の私にとってはありえないIFの話として、「両親ともに捨てられた場合」は詰むじゃん?これさ?
それに、母さんは離婚したんだからもう関係ないやろ、役場の人たちさ、なんで母さんを巻き込むのよ、おかしいだろ?って気持ちもあった。

もっと言えば、電話越しの役場では、さっきくたばった肉親の書類が動いているのにも関わらず、
個人情報の保護の観点から、役場の人は例外として情報提供を認めない、という「なにと闘ってるの?」と思っちゃう状況になっていて。
そこから情報が取れないから、「遠回りしていろんな市町村の役場にお金落としていってねー♪」って、どういうことよ、って思っちゃった。
(ちなみに、ガチで無視してきたおじおばとも役場の担当さんはやり取りをしているらしく、そっちのことだって何一つ教えてくりゃしない)

加えて、私が危惧していたのは

「実子にさえ黙って借金を残すような性悪な人間なんだから、もしかしたら、明確な敵意でわざと本籍を転々としている可能性だってある。もしそうなら3ヶ月の期限に間に合わないんじゃ...」

という可能性についてだった。
(ちなみに、申し述べの延期を申請することは可能だが、それはそれで別の資料を作る必要があるため、余計に体力を使うことになる。)

てか、今、借金を抱えるのはかなりマズい。
だってこれから家を買おうとしているんだから。
7桁円もヒラ社員が突如背負ったら、下手したら家の契約自体がお流れになる可能性だって十分にありうるわけで...

ということで、母に連絡をして、母の戸籍謄本と弟の戸籍謄本を「今すぐ取ってきて」とお願いした。
ちなみに、母と弟は四国の実家で暮らしているため、物理的な距離がそれだけあるだけでかなりの不安要素になっていた。

どう転んだとしても、このままじゃ3ヶ月で準備無理かも...という、最悪なストレス状態に陥ってしまっていた。

2021年 3月 3日 (水

午前

あまりにも仕事をしすぎないのも問題なので、午前は仕事をする。
だけど、やっぱり3ヶ月というタイマーが動き出しているのに、明確な大問題が解決しないため、仕事に身が入らない。
でも仕事はしないといけないが...という状況下、社長は本当に良い人なので、事情を説明したら、午後に役場行ってくるのを許してくれた。というか午後休にしてくれた。
なので午後休を取った。役場いくぞ。

同日 午後

とりあえず、自分が住んでいる神奈川県某所の管轄の役場へ行くことにした。
どちらにせよ、自身の身分証明書だって必要なので、まずは、自分の戸籍謄本を発行してもらうことから第一歩を歩むことにした。
そう、どのみち必要になるしね。

発行してもらうための申請書類を書きながら
「いやまじで、こういった申請ごとをチマチマお金溶かしながらやるの、超絶ストレスじゃね...?」
と2日目にして、更に心が病みそうになっていく。

同日 夕方

茨城県某所の市役所の担当さんと電話。
実は、死者の本籍情報を取得するもう一つの手段として、「埋葬許可証」を発行する際に本籍情報が載っているはずだからそれの写しでも入手できればなんとかいけるかも――
と、担当さんが動いてくれていたのだ。ただ、わかったことは「地域によっては『埋葬許可証』の情報が不十分でも人は焼けます」ということ。
完全に、母親からたどる以外の選択肢を失った。

しんど... ってなった。

もう、ほんとうに心身ともにしんどかったので、行きつけの飯屋で晩御飯を食べることにした。
店主とは仲が良いので、今置かれている状況をかいつまんで話して「人生...」ってネタにしていたら、
まさかの「うちの常連の1人に司法書士いるぞ」って話になり、その事務所に電話したら(業務外時間だろうに)つながって、あらよあらよと5/13に面談を確約。

血の繋がりで数日間苦しんでいる問題を、情の繋がりが解決してくれるかもしれない、という奇跡が起きる。
おったまげた。

とはいえ、まだこの時点では私は
司法書士とはいえ、結構お金持ってかれるんだろうな... 背に腹は代えられないけどさ...」
とか
「なんで、害悪をバラまいてきた悪意にたいして、こっちが金詰んで悪霊退散しなきゃいけんの?おかしくね?世の中おかしくね!?」
という気持ちでいたのだけど。
まぁいろいろ終わってみればストレスから開放されるのにお金出したと思うしかない、ご祝儀的な感覚でおるしかないですわ。

兎にも角にも、私のような自力ではどうしようもないケースの場合、自力で相続放棄にたどり着かないってシステムがまずヤバいと思うのだよなぁ。

ふと思ったのは、今回は借金だから表面化して、うちに降りかかっているんだと思うんだけどさ。
離婚した家庭なんて、昨今それなりにあるだろうし、知らぬ間に親が亡くなっているパターンだってそれなりにあると思うんだよね。
相続って、どうやら基本的には「(仮に伝聞だとしても)当人が知らされた時点」で義務が発生する仕様なわけで、
これって、言っちゃえば周りの人間が意図的に隠蔽しようとすれば出来るんだよね。
今回だって、もし、遺産がそれなりにあって、かつ、おじやおばが意図的に情報をコントロールしたりしていたら、
遺産を食いつぶされても気づけない可能性だってあるわけだ。

なんか、理不尽でクソな仕様なんじゃないかなーって思った。

2021年 3月 6日 (土

話が打って変わって、相続放棄の準備の傍ら

「お家を買いてぇなぁ。お家に電子ドラムおきてぇなぁ」

って思っていて、だいぶ前から探してはいたんだけど、そろそろ希望物件価格も定まってきたところで、
住宅ローンの事前審査を通して身の潔白を証明しないとね、というフェーズに入っていたのですが、
ネットバンク系2つに事前を申し込んだらどっちも夫婦そろって「NG」で返って来て「?????」ってなったので、
店頭相談が可能な銀行に行くことにした。

そのローン担当者と話していて原因について「信用情報は全く問題ないし、希望金額も余裕ある。ただ唯一、勤務年数がネックかもしれない。」ということがわかった。
夫婦ともに勤続年数が2021/4でやっと2年になる状態だったので、ネットバンクはそこで足切りをしている可能性がある、ということらしかった。
(じゃあ、勤続年数が足りないやつは申し込むなって事前に書いておけって気持ちにはなった。)
(後ほど、別のネットバンクを意味なくもう1つ申し込んでみたら、やっぱりNGだった。)

相談をした手前、ここの銀行を申し込まないまま帰るのは難しそうだったので、事前審査の申し込みを行った。
貸付条件的に、正直ほかがNGだったら仕方なくここにする、くらいの感じだったけど。

結果的には、数日後にこの銀行の事前審査は通ったのだが、この時点ではまだ物件が確定しておらず、
「さーて...家どこにすっかな〜〜」というステータスなのは、まだ変わらなかった。

同日 夜

司法書士さんに事前情報の共有のために以下のメールを送る。
(そういえば、ここに至るまでに状況の不足情報もあったと思うので、その説明も兼ねよう。)

1.司法書士と相談したい事項

・実父の逝去によって生じた相続を放棄したい。
・私と弟、2人併せて相続放棄の手続きをしたい。

実父の逝去自体に伴う書類関係は、最終入居先の老人ホーム、及び市役所の高齢福祉課の職員が実施しましたため、詳細不明です。
(また、我々兄弟ともに、市役所と相談した上で遺品や遺骨などの引取等についての権利を放棄しました。)

2.家族・親族関係

実父:2004年ごろ離婚をきっかけに音信不通。今回亡くなった(茨城県某所にて)。
実母:離婚した後、再婚。現在は四国の実家。
私:横浜市在住。既婚。子なし。
弟:四国の実家。既婚。子あり。

姉?:腹違いの姉がいるらしい(詳細不明)。話によると「認知していない」とのことなので、戸籍上は関係ないはず。
父の姉弟たち:離婚をきっかけに距離を置かれている。こちらから連絡を取る手段なし。

3.書類の収集状況

・収集済
―私の戸籍謄本(原本)
―弟の戸籍謄本(データを受領、原本は本人が所持。)
―母の戸籍謄本(データを受領、原本は本人が所持。)
・未収集
―父に関する全ての書類(直接、最終本籍の情報を開示してもらえなかっためすべてが不明)
―その他 相続放棄に必要な書類など

数日後、司法書士さんからは返信があり、詳細は当日お話しましょうということとなった。


5000文字くらい書いたっぽいから、ここで切る。
司法書士さんと、実際に会って詳細を詰めるまでの約2週間は、ほんとうにストレス状態MAXの日々だった、いやまじ。
仕事は手につかないわ、趣味に没頭しようとしても「借金...」って頭によぎって集中できないわの散々な日々。

あと、「RTAテクニック:コロナとかくそくらえ、こちとら借金と闘っとるんじゃ!!ってブチギレながら車走らせて各方面の役場を渡り歩いて書類を揃える」
という強行案も一応考えていたけど、そもそも、横浜と茨城の田舎を往復するのは、体力的にかなりしんどい闘いになるんだろうなってのは目に見えていたから、結果的にやらんでよかった。

というかさ、、、「死者の書類は特定の役場を起点に県境を超えて全部まとめて発行する」みたいなサービス作れよ〜〜!って思った。
私みたいに、家族全員転々としている場合の人が不利になる仕組みにすんなよーって。


この時点で、
「顔も覚えてない私に嫌な思い出ばっかり残した人間の借金とかいうゴミのためにさ、なんで時間と金を溶かして尻拭いしてんだ俺?」
という超絶つらーい精神状態にあることの一部でも共感してもらえたらなと。

次は、司法書士さんと面談して、方針を決めて行く話から。