あ、冒頭の魔女の里の設定は良かった。ジブリ版とは違うぞ!と強く主張してたスタッフの最初で最後の悪あがきに見えたから。
さて、何がゴミ要素だったかについて、まとめてみよう。
そのうち加筆するので、試験の行きの電車で執筆してることを明記しとく。
1.ラジオの音質と挿入歌との時代錯誤
これは、ジブリ版の音へのこだわりが秀逸だったとか、そういう比較要素ではない。
ラジオから流れてる設定なのに、音質がハイファイすぎる。しかも、通常のラジオ番組の音はローファイ。あと、ラジオとレコードが主体の時代に、現代的なピアノのバラード曲は選曲として、日本のメディアの闇しか感じられない。
これは、どんな意図でこうなってしまったのだろう。
レコードはすごいアナログな音。いうステレオタイプへの反抗?
それにしても、、、、ね、、、
2.序盤の水の描写について
キキが冒頭でほうきで高速で空を舞う途中、突然急降下の後にその速度で海の水に触る描写がある。
キキは空を飛ぶ魔法しか使えない設定は、既に確定していることを先に言っておく。
ジェットスキーしてる人が水面に手をやったら、抵抗にやられて、腕を持ってかれて、腕が折れるか、海へと吹っ飛ばされる、、、、
キキは空を飛ぶ魔法しか使えない。
なのに、抵抗がないかのような描写。
魔女っつーか、超人。
3. トンボの弟分たちの存在
劇中、キキのほうきをトンボの子分?たちが勝手に持ち出すシーンがあるが、結局、演出としては無理があって、その一連の流れを見ても、トンボたちとキキの会話がかみ合わない。
どうして、こうつなげてしまったのだろう。
それどころか、最初のトンボたちの絡み方の時も子供たちが邪魔してる風にしか見えない、、、
4. 呪いの女の子、名前忘れた
呪いの女の子が、どうして救済されるのかが、わからなくてわからない。
キキがお人好しだから、呪いの女の子を責めずに、放置したのはわかったけど、エンディングで彼女が救済されるシーンは要らなかったよ、、、、
そこはうやむやにしろよおおおお。
さっきのトンボたちもそうだけど、かなり悪いことしたのに、みんな救済されるの、悪い奴らは皆殺しの現代日本のモラルハザードへのアンチテーゼかなにかすか?当て付け??
5.謎のPV
これが、最悪。
さっきも、曲が時代設定に合ってないって書いたけど、フルでこれやられて、笑うどころか、震えた。
あの、マツコ風おばさんについて、ちゃんと掘り下げろよ、、、、
6. CG雑
技術が伴ってないのか演出が下手なのか、CG感と実写が、めっちゃくちゃなところで、ボロで出てたけど、あれの意図は??
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登場人物がちゃんと掘り下げられてないせいで、あんまり感情移入できなかったのが本音。
特に呪いの女の子とマツコ風おばさんとかばが、全然キャラクターを表現し切れてなくて、やばい。
CGのジジ、最後まで喋ってたし、、、
良かった点をあげてみよう。
1. ラストの帰還シーンのトンボの声
ラスト、みんなが出迎えてくれるシーンで、キキが感慨に耽るせいで、無言だけど、トンボがずっと、ただいまーー!!って叫び続けてるの、良かった。
トンボ全く映ってないからこその、いい表現だったなって。そう、映ってるのは、トンボでもキキでもなく、みんな。
2. オソノさん
オソノさん強かった。