大学に入って2年。
毎年2月になって誰かが亡くなっている。
去年は叔父、今年は祖父がこの時期に亡くなった。
某T大学はこの2月の終わりあたりから3学期の期末考査がある(今年まで)。
つまり、葬式に行くのとプレッシャーのなか追試を受けるのと二者択一だった。
ちなみに去年は行った、だがしかし今年は行けなさそうである(去年落とした単位を取り返す意味でも)。
葬式に行かない
たったそれだけのことなのに、心の重さが全然変わっている自分がいることがとても悔しかった。
小さい頃の思い出に祖父とおもちゃ屋さんに行ってゲームを買ってもらった時の祖父の笑顔を思い出すと、いつでもあの頃の祖父がそこにいるのではないかと錯覚してしまう。
だが、僕が立ち会うこともなく一人の人間がこの世から去って行くのだ。
日々は巡る。僕を残して。彼を残して。
と、いったところだろう。
昔、どこぞの教師や友達たちがよく言っていた「イベントは精一杯楽しまなきゃ」というのとどこか通じるところがある気がして止まない。
葬式は楽しんじゃだめだが、それに参加するというそ行為そのものが重要だったのかと、不参加という体験から学んだ。
成人式も行けば良かったかな?とそういったニュアンスで見るとそう感じる。