最近、引越し準備だと思いながら要らないギターや機材を少しずつ後輩に格安で売りさばいている反面、歴史に名を残した名機を買ってしまったり、そういう矛盾と格闘している俺がいる。
あと、来年は世田谷の方に住むと思われる。リッチだなぁと思いながらも年収予想を考えたら、結構家賃高いんだなぁって。
おれは大学入った時「俺はみんなより1歩も2歩もロック音楽について先を行ける天才だ」的な気持が少なからずあって、もうスーパーカーやナンバーガールの時代は終わり、アジカンやエルレのニューフェイスの時代も終わって、さぁこれから！って思っていたんだけど、
結局、軽音サークルに入ることになって、とりあえず、神聖かまってちゃんはわりと時事的じゃんと思いながら。
でも、ウケるのは、アジカンやナンバーガールのそれ。
俺は何しにここにきたんだろう。と思って、結局葛藤したのも昔話。
今じゃ、周りの流れに取り残された気持しかない。話が通じない。音楽の話題は、一昔のロック音楽か、今流行りのばかみたいな萌音楽とアイドルとアニメによって。
昔、まだ右も左も分からない状態で音楽の話題に必死に食いついて、どうにか先を越してみたいと思っていた俺の知の探究心は、今となってはただただ膨れ上がって、その矛先がどこにも向かわないまま。作った音楽は、見向きもされず。話したことばは「老害」として扱われ、まだまだこれからだって俺は思っていたまま大学はおわり。
社会人になってからも心をピュアに保って過ごしていたいと少年の心を忘れるなと、中学の卒業文集に恥ずかしながら書いた記憶があるが、それを実践できない自分がいそうで怖くて。
